こんばんみ。rokuでございます。
今回も緑単交流会のお話にございます
前回の記事では、
僕の製作したスタンダードの緑単デッキをご紹介致しました
今回は緑単交流会を通じ出会った様々なアーキタイプを
一部抜粋させて頂き、
とりぷるさんの放送アーカイブと共にご紹介致します
製作者の皆様がTwitterにてデッキリストをアップして下さっていますので、
ハッシュタグ「#緑単交流会」を検索してみてくださいね!
🌳緑単アーキタイプの一例🌳
🌳緑単接死🌳
対戦の様子
回避能力や除去呪文に乏しい緑単ミラーにおいて、
【接死】能力は猛威を振るいます
緑単での対策手段
🌳破壊不能
🌳クリーチャーにダメージを与える
🌳破壊する
🌳追放する
🌳先制攻撃
等の呪文を使わなければ、
接死デッキの中心カード
である《菅草の蠍》や、《群集の威光、ヴラスカ》に対し
盤面上のアドバンテージを得る事ができません
緑単環境で唯一 先制攻撃を持ち、
一方的に接死軽量クリーチャーを潰す事のできる
《金床鋳込みの猛禽》はマナコスト4ですし、
緑が破壊し易いアーティファクトなので確実性は薄いです
ただ、今回に限っては緑単限定構築の為、
飛行対策やAF・エンチャント破壊は少な目に組まれているでしょうし、
縛りを逆手に取って逆に安全といった印象も受けました
そして緑はデカくなる色ですので、
大きく育ったクリーチャーに《席次+石像》で接死を付与したり、
《群集の威光、ヴラスカ》で出したトークンがデカくなった場合、
こちらも【接死】を以て対抗しなければなりません
そして《群集の威光、ヴラスカ》のトークンは
プレインズウォーカーに対しても【接死】能力を持ちますので、
クリーチャーのパワーを参照して
ダメージを与える呪文(俗称:接死ビーム)の内、
PWを対象に取れるタイプの呪文を唱えたり、
《多用途の鍵》で一時的にブロック不可とすることで
PWを即死させることが可能です
《席次+石像》に関しては僕も愛用しており、
インスタントで接死を付与できるサプライズ性能と一度見せた後の牽制力、
クリーチャーに加え置物も破壊できる対応力の広さが非常に強力だと思います
次弾の「テーロス還魂記」には破壊不能の神々が装い新たに再登場し、
接死単体の脅威度は若干下がるかと思いますが、
破壊不能を無視できる装備品が収録されますので
マナ基盤をこれまで以上にしっかりと固めることが出来れば
これまで通り運用出来るかもしれません
🌳蜘蛛単🌳
名前の通り蜘蛛を中心とした部族系デッキです
対戦の様子
【到達】能力を備えた蜘蛛という部族は 、
緑単ミラーという構築ルール上ではほぼ腐ってしまうため
完全にノータッチでした
一見するとタフネス偏重の弱そうなクリーチャーが並ぶ
デッキのように思えますが、
《太陽の義士、ファートリ》が場に出ていれば話は別
《太陽の義士、ファートリ》の常在能力により、
クリーチャーのパワーがタフネスを参照する様になるため
蜘蛛のマナレシオがぐーんと上がります
マイナス能力しか持たない灯争大戦のアンコモンPWらしく、
初期忠誠値が7と固い為、
序盤に引いて来られるとそのまま蜘蛛に嬲り殺されてしまいます
3マナの蜘蛛が5/5になるだけでも厄介ですが、
真に恐ろしいのはグレートヘンジのコストが5点軽減されるという点
グレートヘンジのマナコストは(7)(G)(G)である為、
蜘蛛+ファートリを設置出来ていれば
次のターンにはほぼ唱える事が出来る訳です
ネタデッキの様にも見えますが、回ったときの爆発力は十分にあるでしょう
🌳緑単茶単🌳
初心者にとってはたいへんパワーワード感溢れるアーキタイプです
緑単ウルザトロンなんかも大概だとは思うのですが
対戦の様子
個人的には緑の使用率が過半数を超えていて、
かつキーカードが緑なら緑のデッキでいいんじゃないかなと
最近割り切れる様になりました
その理論でいけば黒緑でも緑単と言い出し兼ねませんが、
無色は扱いが有色とちょっと異なりますので何とも言えないところですね
スタンダードではエムリーが居る関係上
茶単は青単の方が相性は良いのですが、
緑はマナランプが得意な色ですし、+1カウンターが扱いやすい色でもあります
《鋼の監視者》をタップすることにより
AFクリーチャーに+1カウンターが乗りますので、
通常の唱え方では扱い辛い《庁舎の歩哨》が
《歩行バリスタ》並みの火力を出せるようになります
緑っぽい育ち方はしますが緑っぽくないアーキタイプでもあります
また、地味に脅威なのが《大いなる創造者、カーン》
常在型能力により《グレートヘンジ》が起動できず、
また食物トークンでライフ回復が出来なくなります
「ご飯がサンプルになる程度の能力」
というと聞こえは悪いですが、殴り合い主体の緑単ミラーにおいて
ライフ回復手段が限定されるのは地味に辛いポイントだったりします
🌳エターナルゴリラ🌳
全世界3億5千万人のゴリラファンの皆様!
お待たせいたしました!!!
配信者様でもある、MoToさんが製作されたアンコモン縛りのデッキです
MoToさん、今回は掲載許可を出して下さりありがとうございます!
対戦の様子
MoToさんによるデッキ紹介動画
デッキリスト
目に飛び込んでくる《魔女のかまど》がたいへん不穏な衝撃のコンボデッキです
《魔女のかまど》 の主な使い道ですが、
敵クリーチャーからの攻撃をブロック指定後、
ブロッククリーチャーを生贄に捧げる事により
戦闘を無効化することが出来ます
死亡誘発により1枚ドローできるゴリラこと《シルバーバックの巫師》
かまどで生み出した食物でライフを回復することにより、
何度でも墓地から手札に戻る速攻能力持ちの《不死の騎士》という
巫師不死コンビを草タイタンばりに回すことが最大の特徴となっております
対象不発による戦闘の無効化は、
あくまでトランプル超過分は貫通しますが、
ゴリラも騎士も素のP/Tがそこそこある為
猫と比べ貫通ダメージによる被害が低いのも素敵ポイント
そしてメイン二人が戦場に舞い戻る度1ドロー可能な
堅牢さに定評のある《ビヒモスを招く者、キオーラ》
忠誠度能力によるマナクリーチャー・土地の再起動により
潤沢なマナを得る事が可能ですし、
アタッククリーチャーをブロックに回して燃やす事も可能です
潤沢なドローソースによりピック率を上げ、
《クロンチの世話人》が戦場に出ればそのシナジーは更に加速
ゴリラ&騎士が戻る度に+1カウンターが乗り
徐々にサイズアップしていきます
燃やしたゴリラは《ムラーサの胎動》を唱える事により、
ゴリラとライフ回復能力によって騎士が手札に戻る為、
実質3マナ2枚回収を実現
そして《ムラーサの胎動》とゴリラを回収するための《過去と未来》
緑単環境では容易に一徹を達成できますのでこちらも2枚回収可能です
といった具合にシナジーがシナジーを生み続けるこのデッキ
緑単は殴ってなんぼの色ですから、
戦闘を無効化された分だけターンが延び、
手札と土地を肥やされるにつれ着々とコンボの準備を整え
相手を追い詰めていきます
「エターナルゴリラ」
と放送中に名付けられたこのデッキ
厳密にはエターナルなのは騎士の方なのですが、
「アンコモン構築」という縛りだけではなく、
アーキタイプとしてがっつり成立しておりますので
MoToさんの高い構築力にただただ驚かされるばかりでした
緑単なのにコントロール系なのと、
ゴリラがものすごい勢いで使い回されるのがめっちゃ笑えます
是非実際に対戦しているご様子をご覧頂ければと思います
🌳緑単構築で強力なキャード🌳
今回すべてを紹介することはできませんが、
緑単交流会においてよく見かけたカード、強いと感じたカードを紹介します
個性を出したい人にとっては、
禁止推奨リストのようにも見えるかもしれません
いいんだよ?入れても・・・
あ、ちなみに今回《オークヘイムの敵対者》は禁止です
当たり前だよなあ・・・?
《豊穣の力線》
初手にPickできれば序盤から潤沢にマナを使い易い一枚
パイオニアで禁止された影響か現状紙のお値段がとても安く
信心も稼げる為、
テーロス還魂記に向けて買っておいてもよいでしょう
《ギャレンブリグの領主、ヨルヴォ》
回避能力なし、伝説、トリプルシンボルといったデメリットはありながらも、
クリーチャー主体となる緑単構築に於いて
気軽にデカくなれるのはやはり強力です
《探索する獣》
警戒・接死・速攻と強力な能力を3つも備えた伝説クリーチャー
単純な強さもありますが、ヴラスカが居れば容易にデカく成長していきます
《大食のハイドラ》
注ぎ込んだマナ*2倍のP/Tを得られるトランプル持ちハイドラ
除去手段に乏しい緑単ミラーに於いて以下略
《永遠神ロナス》
《終末の祟りの先陣》
《破滅の終焉》で呼び出したいクリーチャー
X=10は言わずもがな、
普通に唱えても十分エンドカード足り得る性能をしています
《狂気の一噛み》
《アーク弓のレインジャー、ビビアン》
接死ビームによる一方的な除去が強力
ビビアンの+能力はパンプアップ、トランプルの付与まで可能な為
PWではニッサに次ぐ採用率の高さに感じました
《世界を揺るがす者、ニッサ》
次回開催時には禁止入り最有力候補でもあるPW
スタンダード構築では《軍団の最期》や《煤の儀式》
その他全体除去で吹き飛ばされるリスクもありますが、
緑単ミラーにそんなカードはないのでただただ強い
《グレートヘンジ》
ライフ回復にマナ加速、
クリーチャー召喚による1ドローなど強力な効果目白押しのカード
自陣のクリーチャーで最も高いパワーを参照してコスト軽減するのも強いですね
《席次+石像》
《確証+確立》
接死と破壊不能を付与できるインスタント
次弾のテーロス還魂記に破壊不能を無視出来る装備品が登場しますので、
これらのインスタントも扱い方が若干変化してくるかと思います
《動じない大ワーム》
とりぷるさんのポケモン
苦労して召喚しただけの甲斐はありますが、
今回混成マナの分割カードはマナを用意できれば唱えても良いルールの為
《孵化+不和》がぶっ刺さります
自ら弱点を用意しておくなんて流石はとりぷるさん…!
大ワーム大括約の様子
🌳テーロス還魂記に向けて🌳
今週末にプレリリースがあり、遂に発売となる新弾「テーロス還魂記」
シングル予約を早まってしまい結構損してそうなんですが、
新弾リリースはまだ2回目の経験なので、
これも勉強料だと思うことにしました(つω;`)
EDHのシッセイで使いたい《狩りに呼ばれしレナータ》
モダンで《森の占術》代わりになりそうな
《ナイレアの介入》などは気になりますが、
正直緑単色で強いと思うカードがそんなにないというか…
信心をフィーチャーしたからこそ単色を抑え他色を強くした
そういう印象が否めないのが正直な感想です
どちらにしても緑入りのデッキにすることは変わりありませんので、
3色であればWBGアブザンか、UBGスゥルタイ、WUGバント
2色であればWGセレズニアかUGシミックを選択しようかなと思っています
また、《万面相、ラザーヴ》による脱出踏み倒しが注目されているので、
併せて使い易くミラー対策も可能な《漂流自我》を採用した
青黒ベースには結構惹かれています
緑単色で採用したいのは
《神秘の撤回》《狼柳の安息所》《ニクス咲きの古きもの》あたりでしょうか
古きものはマナコストが重くヘイトも高い為、
踏み倒しの速攻で出して能力だけ使わせてもらう方向の
赤にタッチするのも良いかもしれませんね
1マナで唱えることのできる《神秘の撤回》は必須だという認識です
クリーチャー・エンチャントがメインのエキスパンションですので、
対応力の高さと破壊不能を無視出来るのがGood
と軽く所見を述べてみたところコントロールっぽい話しかしてませんね
もう少しビートでダウンな気持ちでやっていきたいのが本音ではありますが
夏の帳がぶち込まれているので前のめりに行きたくてもできないのです
最近の緑は強いなどというお話も耳に致しますが、
縁の下の力持ち的な意味でとか、他色に含まれているだけとか
そういうのはちょっと違うっていうか
「エンチャントとアーティファクトが強いなら白か緑にタッチしよう」
そんな腰巾着みたいなポジションじゃなくて
メイン緑が良いっていうか
とはいえ、スタンダードでやれることには限界がありますので、
色だけに固執するのも良くありませんから
楽しく続けられるように折り合いをつけていければと思います
といったところで今日はここまで!
ご意見ご感想、アドヴァイスなどなどありましたら
お気軽に(*´ `)
ついったもやってますので、よろしくおねがいします。
おわる。